魚住廣信教授の個人教授第41・42回目を受けてきました。

未分類

魚住廣信先生から学ばせていただいてから、約5年ぐらいでしょうか。さまざまな分野のことを教わり、教科書的なことではなく、物事をいかに考えるのか、いかに応用を考えられるかなど、トレーナーとして必要な知識や技術、そして考え方を学ばせていただいています。

今回のテーマはこのような内容でした。

  • 40代女性のお腹の張り
  • コオーディネーションについて
  • ランナーの脚の使い方について
  • 重心の認識について
  • 膝裏の痛みについて
  • ハムストリングスの痛みについて
  • 気圧と体調の関係

など、これだけではありませんでしたが、テーマとしてはこのような内容を学ばせていただきました。

現場でも毎日セッションが行われていますが、根本的に考え方が間違っていれば当然結果は出ませんが、今回のテーマもそうですし、以前から学ばせていただいてもそうですが、小さなことのように感じるところにポイントがあり、そこに目を向けれていないから、またその小さなことがうまくできていないがために結果が出ないということを感じます。

小さなことというのは、トレーナーからすれば本来は気づかないといけない部分でもあると思いますが、そういう差が結果に表れてきます。

今回もその“気づき”をたくさんいただきましたので、まとめていきたいと思います。

 

40代女性のお腹が張る理由

40代女性のお腹の張りについてご相談させていただきました。

この女性は、全体的には細身ではありますが立った時に下腹部あたりがポコッと出ているように見えます。便秘や低体温であるため循環が悪く、課題も循環の改善と感じていました。

現場でも循環の改善のために身体調整などを行っていましたが、うまく改善ができずにいました。この方の場合、立ち方に問題があり、指導をしたけどもうまく姿勢の認識をさせることができていませんでした。

魚住先生からのアドバイスは、骨盤の位置を認識がさせられていないということと、頭部の位置が悪く頸部の緊張が見られるということでした。そこで骨盤の位置を認識させる方法をアドバイスいただき、立ち方の改善に至るまでの流れをアドバイスいただきました。

骨盤の位置を認識させる

お腹が出てしまう原因は立ち方の問題でしたが、これをご本人が理解されているのかというところからでしたが、実際に立ち方のまずさは感じていましたが、実際に指導ができていませんでした。

骨盤を認識させるために、立位からすると難しいということで座位で骨盤の位置を認識させることをしましたが、バランスディスクを使ったり、硬めの板に座ったりすることで骨盤を動かしやすくしたり、坐骨結節を感じさせやすくし、これらで骨盤の位置や姿勢を認識し、そこで実際に立ってみると骨盤の位置が認識できているため踵に乗る感覚になります。

学んでから実践してみましたが、踵に乗る感覚が出て、ポッコリしていたお腹も引き締まりました。一番クライアントさんが驚かれていましたが、改めてお腹が出ているのではなく出すように立っていたのだと実感されていました。

骨盤の位置をどのように認識させるか

骨盤の位置に問題があり、その影響がお腹に出ているというものでしたが、この骨盤の位置をどのように認識させればいいのか。

座位で、バランスディスクを使ったり、座骨を感じさせたりすることで、骨盤の位置関係を認識させていきましたが、いかに相手に認識をさせるか、ここが重要であり、自分自身もセッションでは感じているだろうという感覚でやってしまっているところがあり、先生に誘導していただき、骨盤の位置を認識していきましたが、当然ながら変わります。

実際にクライアントさんに説明を“きちんと”していくと、ひとつひとつやっていることを理解していただけ、理解していただけると次からは自然とできるようになっていました。

骨盤の位置を認識させるためには、

  • 骨盤の前傾、後傾
  • 坐骨結節を感じさせる

これらのことで骨盤の位置を認識でき、それから立つことで立った時も踵に重心が来るようになり、骨で立つという感覚になります。

これが最初の質問でしたが、いかに“できているつもり”になっていたのかが実感しました。

 

操体法について

自然体を作るということについては身体調整だけではなく、さまざまな方法があるということでした。

  • 身体調整
  • トレーニング
  • 体操

これらの方法がありますが、操体法を教えていただき、前屈・後屈、側屈、回旋という体操では基本的な動きを使って身体を緩め自然体にしていきました。

実際に体感しましたが、すべての動きは気持ちよくどこにも不快感のない動きでした。そのような動きであっても数回するだけで筋肉が緩み、これら6つの動きが終わる頃には、踵に重心が乗り、頭部から上半身の重さが踵に抜けるような感覚となり、“骨で立つ”感覚というのをより感じることができました。

すぐに現場でも活用していますが、クライアントさんも気持ちがよく身体もよく緩むといわれており、操体法の活用についてもさまざまなところに活かせると感じました。

今でも現場での声として、筋肉を引っ張っている感覚がないとあまり効果がないように思うといわれますが、操体法はある意味それとは逆でいかに気持ちよく、軽く動かすかが重要になるそうです。

実践するとわかりますが、これまでよりも非常に身体も緩みとにかくすべてが気持ちがいい。

動きの手順がありますが、それを守り気持ちよく動かすことで自然体に近づくことを実感できました。やはり全身というのは、つながりがあるということも実感させらます。

 

コオーディネーションについて

最近はコオーディネーションについても現場で何度も試していますが、それに伴って疑問も生まれてきました。今回は根本的な考え方についてご質問しましたが、調整力というのは2つの考え方があるということでした。

ひとつはアメリカ的な考え方で、1つのパターン化された動きを習得する=コーディネーションということです。

もうひとつはドイツ的な考え方で、現場の動きを想定し臨機応変な動きを習得する=コオーディネーションということです。

試合などでは後者の方が圧倒的に多く、パターン化された動きはほぼありません。いかに咄嗟のプレーに対応できるか、その動きづくり身のこなしをすることができるのかという能力を高めることがコオーディネーションであるということです。

コオーディネーションは、不意の動きに対していかに反応できるか、動けるのかということですが、トレーニング内容も動きに慣れてしまうと不意の動きではなくなるため、慣れささないことが重要であるということです。

あくまで常に新鮮な刺激を加えることが重要だということです。

 

重心位置の理解について

重心位置については、短距離走をされている方が重心について認識できないということでアドバイスをしましたが、うまく感じさせることができなかったため魚住先生に相談をしました。

ここでは、まず説明不足で重心というものがどういうものなのか、その説明がなく相手に理解させることができていなかったためにうまくできなかったということでした。

重心というのは一般的には、丹田と言われるへそあたりの位置を指します。走るということになれば、重心位置は大きく分けて4つほどに分けることができ、どこを重心位置として設定するかは、位置エネルギーと運動エネルギーの関係から重心位置をどこに置けば効率よく走れるのかを考えていきます。

重心位置は高いほど位置エネルギーが高いため、その分運動エネルギーは小さくて済みます。逆に重心位置が低いと位置エネルギーは低く、運動エネルギーが高くなります。

このような関係から走るという動作においては、重心位置を高く持つことで楽に身体を動かすことができるということになります。

このようなことからどのように相手に重心というものを理解させるのか、そしてそれをどのように実践していくのかなどをアドバイスいただきました。

 

筋肉を太くしたい女性への対応について

一般的に女性の要望で多くなるのは、ダイエットやシェイプアップといった身体を引き締めたり、小さくすることが目的の場合がほとんどです。

クライアントさんの中に、このような要望とは逆に筋肉を太くしたいという方がいました。一般的であれば、筋肉を太くしたいのであれば一般的には以下の通りのことを行うことになります。

  • 10回が限界の負荷を用いる
  • 限界まで追い込む
  • 頻度は週2回

この他にも条件はありますが、10回を目安にトレーニングを行っていくと思います。ただ、この女性の場合、便秘や循環不良などがあり、冷え性でもあります。

また仕事でのストレスも多いため、実際に高強度でトレーニングをしてみましたが、便秘などがひどくなることがあり、そのためこのような女性に高強度でのトレーニングをするという考え方はいかがなものかと考えていました。

筋肉をつけたいという女性も、考え方としてはシェイプアップと同じで循環が悪く、筋肉も硬く、低体温なので栄養がうまく運べていないのと、筋肉が細く萎縮していると考えることができます。

そのためその筋肉を緩めることで弾力を取り戻し、それによって柔らかくなり膨らむ。それが筋肉を大きくするということになるのではないかという考え方です。大きくするというよりも、しぼんでいた筋肉を膨らませるということです。

また組織を移動させて胸の形を整えるということも教わり、即効性があり非常に面白いテクニックでした。

筋肉を大きくしたいというこの女性への考え方はまとめると以下の通りになります。

  • 低体温→血流障害→酸素不足→栄養不足→筋肉の委縮

これを、

  • 循環の改善、筋肉のポンプ作用→血流改善→酸素増加→栄養が運ばれる→筋肉が膨らむ

このような考え方を改めて整理をし、実際に現場で実践してみるとクライアントさんも現状を踏まえた腕での対応だと理解していただき、セッション後も全体的に膨らんだように感じるといわれ、変化を感じとられていました。

組織を動かし、胸のふくらみを作る

人間の身体は歪みや捻じれがあると組織が移動し、局部にたるみが出るということが起こりますが、このような考えを活用し、 胸周囲にある組織を胸に寄せ、寄せた状態で呼吸をするとそこに膨らみができ、胸が上がります。

そして、胸の上部に刺激を入れるようなエクササイズを加えることで1回のトレーニングでも胸の形が変わり、片側だけしたときにつまんで胸の量を比べていただきましたが、明らかに刺激を加えた方が膨らみ、形が変わっていました。

一般的には筋トレを・・・と言われるところですが、このように組織を移動させることでも胸の膨らみを出すことができ、ある意味即効性があるのでわかりやすいテクニックでもあります。

 

勉強会に参加して感じること

今回の個人教授は他の内容も学ばせていただきましたが、前回の個人教授後から自分なりに生活のリズムを変え、学び方を変えていきました。

それは、今までも学んだことはすぐに実践し、結果を追ってきましたが、1日1日の振り返りというのをそれほど時間を割かず、1週間が終えるときに振り返っていました。ただそれではクライアントさんそれぞれのセッションの進行が確認できても、一つ一つの技術を見返す、振り返る時間というのはあまり割かずにいました。

正直これはただやっているだけということになりがちですし、自分の性格上おそらく技術的な部分でレベルアップするのは難しいと感じました。

魚住先生から言われたことですが、【今まで学んだことを振り返ることも大事】という言葉を聞いて、現在は1日1日セッションが終われば、1日のセッションを振り返り、メニューに対する考え方や実践してテクニック、目的に対して適切な方法が選択できているのか、またその指導は適切だったか。

1日1日振り返る、テクニックを見返すようにすることで、今の自分の課題をより明確にでき、少しずつではありますが、1つ1つの技術もレベルアップしているのを感じます。ただ、その努力の仕方が間違っていないかも確かめることも重要で、自分ではいいと思っているテクニックでも、改めて確認してみるとズレが生じていたということは多くあります。

大切なことは、学んだことを実践すること。そして実践してレベルアップを図ること。その中に振り返る時間が必要になったり、確認する時間が必要になると思います。

いつも念頭に入れているのは、本当にわかっているつもり、できているつもり、にならないことです。とはいうもののどこかでそういうことが出てくるので、それに気づけるかどうか。そこが大事だと思っています。

勉強会はあくまでもヒントを学べる場所であり、そこからの応用を考えることが学びです。そこの段階に入り、自分なりの考えを確立でるように、これからも地道なことを重ねていきたいと思います。

今日も長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事がお役に立てたら
いいね ! してね!

Twitter で

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。